大谷不在響き…日本ハム拙攻地獄で連敗
「日本ハム1-2ロッテ」(26日、函館市千代台公園野球場)
日本ハムにとって年に1度の函館開催。1点を追った延長十一回、最後の打者・中田翔内野手(27)が一邪飛に倒れると、スタンドから大きなため息が漏れた。再三の拙攻が響いて逆転負け。栗山監督は「あれだけチャンスをつぶせば、流れは当然、向こうにいく。勝たせてやれなくて申し訳ない」と敗戦の責任を背負った。
初回に田中賢の左前適時打で幸先よく先制したが、二回以降は拙攻のオンパレード。四回1死一、二塁では大谷に代わって指名打者で出場した谷口が二ゴロ併殺。五、六回も得点圏に走者を送ったが、今季初対決の二木を打ちあぐねた。
栗山監督は10試合連続安打中の大谷が4月10日以降、中6日でローテを守りながら、野手として出場している疲労を考慮し、ベンチ入りメンバーから外したが、皮肉にも代役が結果を残せず、敗戦につながった。
ロッテ戦に2連勝すれば2位浮上のチャンスだったが2連敗。「しっかり勝ちきれなかった」と栗山監督。傷心のまま、函館から3月に開業した北海道新幹線に乗り込み、仙台へ向かった。