「ロッテ０－１ソフトバンク」（２７日、ＱＶＣマリンフィールド）

　課題とする速球の力強さが垣間見えた。ソフトバンクの東浜巨投手は要所で速球がさえ、８回を散発４安打無四球の好投で無失点。２位・ロッテとの交流戦前最後のカード初戦。エース涌井に今季２度目の対戦で投げ勝ち３勝目を手にし「一球一球を全力で投げる意識だった」と汗をぬぐった。

　序盤のピンチにも「集中力を切らさず投げられた」。一、二回とも先頭に二塁打を浴びたが後続を断った。その後は三者凡退が４度で、二塁を踏ませなかった。

　工藤監督が次代の先発の軸として期待する「強化指定選手」。シーズン中でも約２時間のウエートトレを週３、４日こなしている。「きついけど、いい結果が出ている。信じてやる」と東浜。１３年にプロ初勝利を挙げたＱＶＣで、ロッテとのゲーム差を４に広げた。