2連発“糸井花火”でオリ連敗止めた
「オリックス8-6西武」(28日、ほっともっとフィールド神戸)
「Bs大花火大会」と銘打たれ、試合後に3000発もの花火が打ち上げられた。最大級の歓声を沸かせたのは、オリックス・糸井嘉男外野手が打ち上げた2発の“花火”だった。2打席連続で同点2ラン。不動の3番が5連敗を止めた。
2点を追う三回2死二塁は、多和田から右中間へ同点6号2ラン。4月29日の楽天戦以来89打席ぶりで、5月初本塁打だった。
「久々だったので願っていた。(本塁打が出ていないという)気持ちはずっとあった」
チームは5連敗中で、先発・東明が三回までに4失点。福良監督が「(前半は)苦しかった」と振り返った嫌なムードを変えた。
2点をリードされた六回無死一塁も、武隈から右中間へ同点7号2ラン。六回無死一塁でのT-岡田の決勝8号2ランへの“導火線”となった。
負ければ今季ワーストの借金10となる一戦は、今季初の3本塁打での逆転勝利。糸井が苦境を打破し、チームに勢いを生んだ。