死球効果?中日・ビシエド12戦ぶり弾

 「中日6-1ヤクルト」(29日、ナゴヤドーム)

 ダイヤモンドを1周してベンチ前でチームメートとハイタッチした中日・ビシエド。来日最長12試合ぶりの一撃の感触を堪能した。28日のヤクルト戦では左肘に死球を受けて途中交代。「きのうの死球で目が覚めたのかもね」と冗談っぽく笑った。

 復調を印象づけるアーチが飛び出したのは七回。2死一、二塁で初球144キロ速球を強振した。バックスクリーンに突き刺すダメ押し3点弾。リーグトップの山田とバレンティンに1本差へ迫る14号。三回の中前打と合わせて、5試合ぶりマルチ安打をマークした。

 谷繁監督は「きのうの死球で変な力みがなくなったのかもしれない」と納得顔。チームは貯金1となり、リーグ2位で交流戦へ突入する。竜の創立80周年を彩る最強助っ人。31日からのソフトバンク3連戦で大暴れすべく、福岡へ乗り込む。

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