ヤ原樹理“初回病”克服できず5敗目
「中日6-1ヤクルト」(29日、ナゴヤドーム)
浮上のきっかけはつかめなかった。ヤクルトのドラフト1位・原樹理(東洋大)が5敗目。序盤の失点が響いた。真中監督は「立ち上がりだね。不運な当たりもあったけど、三回までの失点が多い。課題だね」と渋い顔だ。
開幕3戦目からローテを外れることなく毎週日曜日に投げて10試合。うち7試合で一回に失点。計31失点のうち14点を一回に失っている。自覚はあり、試合前の調整も「試合ごとにいろいろ変えて試しているけど…分からない」と首をひねる。
初回先頭・大島を打ち取ったつもりが、高いバウンドの内野安打に。三回の堂上の適時打はイレギュラーバウンド。不運もあった。それでも「ゴロで打ち取るタイプなので、変な当たりがヒットになる時もある。次はいい当たりがアウトになるかもと思って乗り越えないと」と前を向いていた。