パナ北出1回0封 阪神6人態勢で視察
「都市対抗野球・近畿2次予選、パナソニック8-0ニチダイ」(31日・舞洲)
ドラフト候補のパナソニック・北出浩喜投手(23)が、8点リードの九回から登板。阪神は和田SA、佐野アマ統括スカウトら6人態勢で視察する中、最速147キロを計測して1回を1安打無失点に抑えた。
ボールの勢いは目を見張るものがあった。「ベストではないですけど、真っすぐで空振りを取れたのは良かった」と全14球中、12球がストレート。抜けたフォークを左前打されたが、相手打者を力で押し込んだ。
チームではリリーフを専門としており「抑えと確立されたわけではないけど、投げろと言われたところで」と力を込めた北出。右のセットアッパー候補は虎の補強ポイントに合致する。担当の畑山統括スカウト補佐は「緊張した場面でどれくらい投げられるか」と評価の基準を語った。