ヤ山田 キング快走17号も空砲…
「交流戦、日本ハム8-6ヤクルト」(2日、札幌ドーム)
渾身(こんしん)の一撃は、空砲に終わった。四回に同点に追いつき、なおも2死二、三塁。ヤクルト・山田が、井口のスライダーをフルスイングした。舞い上がった打球は放物線を描き、左翼席に吸い込まれた。
リーグトップの17号3ラン。「少し上がり過ぎたので入るか不安でしたけど、入ってくれて良かった」と謙虚に振り返った。交流戦3試合で2本目のアーチ。パ・リーグの投手相手でも全くひるむことはない。北の大地でも存在感を示した。
ただ、豪快な一発も勝利には結びつかなかった。山田は「自分ではしっかり集中できた。今日みたいなバッティングを続けたいと思います」と前を向いた。気持ちを切り替えて次の戦いに臨む。