オリもう自力V消滅 金子でも勝てず
「交流戦、オリックス2-4巨人」(2日、京セラドーム大阪)
一発が出れば同点の期待もむなしく代打のオリックス・ブランコは空振り三振で4連敗。金子でも止められなかった。
初回に坂本に被弾すると二回は1死一、二塁から亀井に左中間を破られる適時二塁打。安達の悪送球もあり打者走者まで生還を許した。エースはぼう然と立ちすくみバックアップも遅れた。
それでも三回以降は意地を見せ、8回10奪三振で味方の反撃を待ったが打線は爆発しなかった。金子は「打たれて点を取られるならまだしも、やるべき事をやらずに相手に点を与えてしまい、申し訳ないし、後悔しています」と反省した。
福良監督は「打てませんね。なかなか」と首をかしげるしかなかった。ここ10試合で1勝9敗。2桁安打は一度もない。投手陣も9試合連続で先制点を許す展開では勝利へ結びつけるのは難しい。
ソフトバンクが勝ったため50試合目にして自力優勝の可能性が消滅した。昨年より4試合も早い屈辱。指揮官の「仕方ないですね」の言葉も力なかった。