日本ハム大谷、16戦連続Hも悔し敗戦
「交流戦、日本ハム2-3広島」(7日、旭川スタルヒン球場)
執念のタイムリーもあと1点、届かなかった。日本ハムは、旭川での「スタルヒン生誕100周年記念試合」で敗戦。大谷は「負けたことが全部なので一番、悔しい」。日本最速163キロを投じた巨人戦から中1日。打席に立った試合の連続安打を16試合に伸ばす一打を放ったが、喜びは半減した。
1-3の八回2死二塁。ジャクソンの151キロ直球に必死に食らいついた。逆方向へ打ち返し、左前適時打。最後の4打席目でようやく1本が出たが「もっと序盤で援護できれば」。7回2失点の先発有原を助けられなかった打撃を悔やんだ。
試合前には303勝投手のヴィクトル・スタルヒンが生前に通った日章小を訪問。児童からスタルヒンの生い立ちやプロでの功績を説明され、真剣に聞き入った。
子どもから夢をかなえるには?との質問され「僕もまだ夢の途中。スタルヒンという素晴らしい先輩から学んで、皆さんと一緒に夢を追いかけていきたい」と答えた大谷。チームを勝たせる選手になるため、歩みは止めない。