巨人・菅野、力尽き2敗目「強かった」

 「交流戦、ソフトバンク2-1巨人」(10日、ヤフオクドーム)

 潔く敗北を認めた。ベンチ裏からバスへと続く通路。王者ソフトバンクに屈し、今季2敗目を喫した巨人・菅野は「強かったですね。これだけ勝っているし、自信を持っている」と、時折笑顔を浮かべながら振り返った。

 8回120球、2失点。熱投だった。だが、数字以上の強さを感じた。「普段の120球と今日の120球は違う」。常に重圧を感じての投球だった。「慎重になったし、力みもあった」と、与えた四球は今季自己ワーストの5つを数えた。

 八回の決勝点は、四球が絡んだ。「抑えが利かなくなった」と2四球と安打で1死満塁とされ、鶴岡に右犠飛。最後に力尽きた。「こういうところで勝ちたかった。このチームに勝たないと、日本一にはなれない」。言葉に悔しさもにじんだ。

 12球団断トツの防御率0・61を引っ提げて挑み、はね返された。それでも「いつもは負けて得るものはないと思っているが、久しぶりにそういうものを感じた」と前を向いた。難敵と相まみえて得た教訓。必ず、今後の糧とする。

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