内川V満弾!ソフト5連勝で貯金最多24
「交流戦、ソフトバンク8-3巨人」(11日、ヤフオクドーム)
1点を追う三回だった。柳田の押し出し四球で追いついた直後の1死満塁。セオリー通りの四球後の初球、スライダーを捉えたソフトバンク・内川聖一外野手の打球は左翼席まで伸びた。勝ち越しの10号満塁弾だ。
「(満塁本塁打は)懐かしいなあ、そういうこともあったなあ、と思った。みんながつないでくれて、僕が打たせてもらった」。チームメートが集めたチャンスをキャプテンが本塁打という形に凝縮した。内川の満塁アーチは10年9月4日のヤクルト戦以来、通算3本目だ。
七回には、ダメ押しとなる11号ソロ。1試合2発は14年4月19日のロッテ戦以来で、早くも昨季の本塁打数に並んだ。「去年、どんだけ打たんかったんや」とお立ち台でジョークを飛ばしたが、昨年の重苦しい雰囲気は全くない。今季は一昨年までの安打重視の打撃に戻し、好調を維持している。
チームは5連勝で、貯金を今季最多の24に伸ばした。4番内川同様、手がつけられない。