吉川敬遠裏目 奈良学園監督「私の責任」
「全日本大学野球選手権・準決勝、中京学院大5-4奈良学園大」(11日、神宮球場)
奈良学園大・酒井真二監督(39)は、吉川を敬遠したシーンについて開口一番、「私の責任です」と語った。
あえて逆転の走者を得点圏に送る勝負の一手だったが「ベンチから敬遠を指示しました。吉川君は今シーズン、一番乗っている打者。リスクを背負ってでも、吉川君で勝負するよりは勝てる確率が高いと思いました。右対左ということもありますし」と説明。「あそこで吉川君じゃなければ敬遠はしていません」とも加えた。
それでも今大会は8強の壁を突破し、初めて準決勝に進出した。宮本丈内野手(3年・履正社)、村上海斗外野手(3年・北照)ら来秋のドラフト候補と目される選手が結果を残した。指揮官は「秋はこういう試合をものにできるように」と、チームのさらなるレベルアップを目指す。