ロッテ清田不振脱出3安打2打点
「交流戦、ロッテ7-1ヤクルト」(12日、QVCマリンフィールド)
不振のトンネルをやっと抜け出して、ロッテ・清田育宏外野手は“晴れ晴れ”とした笑顔を浮かべた。
この日までの6試合は計24打席1安打。それでも伊東監督は試合前、「雲がかかってお天道さまが見えない。晴天になるのを待つ」と我慢の起用を決めて、こう言った。「きょうは打ちます!」。
予言通りになった。二回2死から中越えの二塁打を放つと、四回は1死一、二塁から好機を広げる右前打。さらに六回1死一、二塁、三塁線を破る2点二塁打を放った。
「よかったです。使い続けてくれている監督に応えたい気持ちしかなかった」
必死に練習に取り組み続ける清田に、伊東監督は付きっきりで指導に当たった。この日、「ちょっと重心を下げろ」とアドバイスされた。自分では十分に下げているつもりが違っていた。映像でも確認して、どっしりと構えるよう心がけた。
「次の日のゲームがよくなければ。アッ、あすは休みですね」とまた笑った清田。晴天とともに、視界が大きく開けたようだ。