山田21号も空砲 ヤクルト借金11
「交流戦、ヤクルト4-6ソフトバンク」(15日、神宮球場)
ヤクルト・山田の“4番弾”も勝利に結びつかなかった。4時間10分の熱闘の末ソフトバンクに惜敗し、今月初の連勝を逃した。前夜から4番に座る24歳は「追い込まれていたので、食らいついていっただけ」と険しい表情でクラブハウスへ向かった。
4点を追う六回。ここまで無得点に抑えられていた和田のスライダーに鋭く反応。体勢を崩されながらも「しっかり捉えられた」と打球はバックスクリーンで跳ねた。キング独走の21号ソロ。杉村打撃コーチが「また一段と進化している」とうなる一発となった。
これで打線は勢いづき、ソフトバンクの誇る救援陣相手に粘り、2点差まで粘った。それでもあと一歩届かず、借金は再び今季ワーストタイの11に戻った。チームにも、山田にも、もどかしい夜となった。