小笠原遠い1勝5回3失点…中日4連敗
「交流戦、中日1-3ロッテ」(16日、ナゴヤドーム)
またしても勝てなかった。遠いプロ初勝利。代わりに手にしたのは欲しくなかったプロ初黒星。中日のドラフト1位・小笠原慎之介投手(東海大相模)が、5回7安打3失点。連勝街道を突き進むロッテの進撃を食い止められなかった。
四球がいずれも失点に絡んだ。二回は先頭に四球を与え、田村の中犠飛で先制を許した。五回にも1死から2四球を与え、犠飛と適時二塁打で2失点。5回で103球。荒れた制球が、球数の多さにつながった。
「変化球をもっとしっかり投げられないと苦しい」。自慢の直球も変化球が伴わなければ、プロの世界では通用しない。チームの連敗を止められず、敗戦の責任を一身に背負い込んだ。
三回のプロ初打席でプロ初安打となる内野安打を放ち、本拠地のファンを沸かせたが、得点にはつながらず。今季2度目の同一カード3連敗で今季最多の借金4と低迷するチーム状況が小笠原に笑うことを許さなかった。