楽天オコエ犠飛に島人沸いた~
「オリックス3-2楽天」(28日、沖縄セルラースタジアム那覇)
黄金ルーキーが叩き出した反撃の1点に、島人が沸いた。楽天ドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(関東第一)は五回、1死一、三塁から右犠飛。実に54年ぶりとなった沖縄でのパ・リーグ公式戦で、期待に応えるべく打点を刻んだ。
「最低限の仕事はできました」。飛距離十分の右方向への打球で、三走・哲朗が生還。オコエは安堵(あんど)の表情で振り返った。第1打席は、膝元に食い込むシュートに見逃し三振を喫し、2打数無安打。「コントロールが良くて、まだまだ対応できていない」と反省の言葉を口にしたが、指笛の喝采に「甲子園を思い出しました」と、オコエらしい笑みを弾ませた。
勝ちにつながればベストだった。試合自体は5個の敵失をもらいながら競り負け、梨田監督は「生かし切れなかった」と話した。