ヤクルト自力V消滅 原樹は登録抹消へ
「広島8-1ヤクルト」(29日、マツダスタジアム)
ヤクルトは、広島に力の差を見せ付けられて完敗し、自力優勝の可能性が消滅した。今季、広島に4勝9敗と大きく負け越しており、真中監督は「これだけやられると、こういうことになる」と眉間にしわを寄せて嘆いた。
アクシデントに見舞われた。1軍復帰したばかりのドラフト1位・原樹理投手(東洋大)が三回に連打を浴び無死一、二塁とピンチを招くと、右肩違和感のため緊急降板。30日に出場選手登録を抹消されることが決まった。
中継ぎ陣も火に油を注いで失点を重ね、今季を象徴するように投手陣が打ち込まれた。真中監督は、「まだまだ上を目指すチャンスはある。これからの戦いが大事になる」と声を絞り出し、必死に前を向いた。