中日・若松、崖っぷち完投星
「巨人1-3中日」(30日、東京ドーム)
疲労を心地よさそうに感じていた。中日・若松が巨人打線を2安打に抑えて1失点完投。自身の連敗を3で止め、6勝目を挙げた。今季最多の141球を投げた右腕は「勝ちたいという気持ちが強かった」と笑みを浮かべた。
一回に坂本のソロで先制点を許したが、「これ以上、点をやらないように」と気を引き締め直した。得意のチェンジアップを軸に両コーナーに投げ分けて、三回以降は安打を許さなかった。
交流戦明けの初戦を任された前回24日のヤクルト戦は4回5失点。期待に応えられず「(次は)もう2軍かな」と危機感を抱いていた。
その中での快投に谷繁監督は「若松の粘りがあったおかげ」と称えた。若松は「これを続けていきたい」と力強く語った。