G4年ぶり借金4 菅野力投もまた勝てず
「ヤクルト2-1巨人」(2日、秋田こまちスタジアム)
エースで勝てない。菅野を打線が援護できず、巨人は7カード連続で初戦黒星。3位に転落し、借金は4年ぶりに4となった。高橋監督は波に乗れない現状に「最初に勝たないと連勝はない訳ですから」と、口をとがらせた。
菅野は6回を6安打1失点の力投。前回24日のDeNA戦では2回1/3をプロワーストの9失点でKO負け。状態も不安視されている中で、粘り強い投球を披露した。右腕は「終盤に疲れたけど、次につながる」。だが、6勝目はまたもお預けとなってしまった。
1点を追う七回、2死一、二塁で、菅野の代打・大田が右越え適時二塁打。指揮官の代打策は的中したが、一走の実松が本塁で憤死。八回に2番手の宮国が、山田に痛恨の決勝ソロを被弾した。
高橋監督は貧打について「我々の課題かもしれないし、選手が何とか打ってもらわなくちゃいけない」と、唇をかんだ。現状は3位だが、最下位のヤクルトとは2差。一気に転がり落ちる恐れも出てきた。