「1番・投手」の大谷が“二刀流劇場”
「ソフトバンク0-2日本ハム」(3日、ヤフオクドーム)
「1番・投手」で先発出場した日本ハム・大谷翔平投手(21)が投打にわたる活躍でチームを2007年以来の10連勝に導いた。
大谷は打者として初回、プレーボールの余韻も冷めぬ初球、右中間へと運ぶ10号先頭打者本塁打。第2打席以降は、3四球、1三振だった。
投げては自らたたき出した先制点を守り、ソフトバンク打線に得点を許さず、8回を5安打無失点、10三振を奪う快投で8勝目を挙げた。
打線は六回1死満塁では中田が押し出し死球で1点を加え、大谷を援護。首位・ソフトバンクとの6・5に縮め、2位に浮上した。
無失点回も30イニングに伸ばした大谷は自身の“二刀流劇場”に、「(先頭打者本塁打は)真っすぐを思い切り打とうと思ったが、変化球がたまたま当たった感じ。立ち上がりだったので、ダイヤモンドはゆっくり回りましたが一番いい点の取り方、ラッキーだった」と振り返った。
ソフトバンクは先発中田が6回1/3を1安打2失点ながら打線の援護なく勝ち投手を逃した。