工藤監督「1人にやられちゃったね」
「ソフトバンク0-2日本ハム」(3日、ヤフオクドーム)
1番打者で初球先頭打者アーチを放ち、先発で8回無失点。投打で試合を支配した二刀流に、さすがのソフトバンク・工藤公康監督も脱帽だった。「大谷君1人にやられちゃったね。見ての通り」。今季初の同一カード3連敗。完敗を認めるしかなかった。
プレーボール直後の中田の初球。甘く入ったスライダーを右中間席に運ばれた。「不用意に入ったというわけではないけど。先制パンチにしては痛かったですね」。工藤監督は素直に認めた。この日も大谷が打席に立つことは想定していたが、先発投手の1番起用には選手たちも驚きを隠せなかった。
「投手大谷」にも牛耳られ、2試合連続零封負け。優勝マジックの点灯は最短で8日。1965年・南海の6日を上回る史上最速点灯は消えた。