楽天・岡島 判定覆るも“打ち直し弾”
「ソフトバンク6-2楽天」(9日、ヤフオクドーム)
覆った判定に消沈するどころか、楽天・岡島は豪快な“打ち直し弾”を決めてみせた。八回1死。右翼ポール際への打球は本塁打と判定されたが、約5分間のリプレー検証でファウルに。再び打席に立ち、正真正銘のアーチを右翼席に放り込んだ。
鷹党からも思わず拍手が湧き起こった。「あり得ないようなこと。たまたまです」。14年9月にロッテ・角中も打ち直しで本塁打を放っているが、角中の場合はファウルのジャッジがビデオ判定で改めてファウルとされたもので、岡島は本塁打判定をファウルに覆されてからのアーチ。梨田監督も「あのバットは殿堂入りするんじゃないの」と称えた。
勝利に結びつけば最高だったが「ゲームに負けたので。2打席目、3打席目で自分が打っていれば展開も変わっていた」と岡島。“偉業”にも笑顔はなかった。