オリ奥浪、巨体揺らし安打でプロ初打点
「西武2-8オリックス」(10日、西武プリンスドーム)
八回2死一、三塁。オリックス・奥浪が100キロの巨体を揺らしながら懸命に一塁へ駆け込むころ、三遊間の当たりを横っ跳びで捕球した三塁・金子侑は二塁へ送球し「セーフ」。この瞬間、3年目でのプロ初打点が記録された。
「(一走の)安達さんのおかげです。一塁に投げていたらアウトでしょう」
福良監督は「ブーちゃん」と呼び、かわいがる。チームメートもスタッフも外国人も奥浪の周りでは笑顔になるムードメーカー的存在。西武・中村にあいさつに行くと、相手ベンチから「弟か?」と声を掛けられる。ここでも笑顔だ。
同期の園部、若月の活躍に「うれしい気持ちも悔しい気持ちもあった」と素直に真情を吐露。今度はブーちゃんが巻き返す番だ。