巨人オーナー、ミラクル再現へ広島2連戦連勝“厳命”
巨人・老川祥一オーナー(74)が11日、首位・広島との2連戦を前に2連勝を“厳命”した。10ゲーム差と離されている状況に「なかなかゲーム差が縮まらない。何とか直接対決で勝って差を縮めて、そしてオールスター後も勝ち上がっていきたい」と語った。
広島とは直接対決が14試合。巨人では96年に最大11・5差、08年に同13差を跳ね返した経験もある。ただ、前半戦最後の2連戦で広島の勢いを弱めなければ、ミラクル再現への機運は高まらない。
高橋監督の評価を問われ「試合の采配については、監督に全てお任せしている」と、全幅の信頼も示した老川オーナー。「現勢力で全力で勝ちに行く」と、現場へ熱いメッセージを送り続けた。
この日チームは敵地の広島へ移動。高橋監督は日米通算200勝のかかった黒田との対戦に向けて「(普段と)変わらないでしょう」と平常心を強調した。闘志は内に秘め総力をかけて2つの白星を奪いに行く。