巨人・岡本が手にしたMVPの勲章 過去の受賞者にイチロー、青木ら
「フレッシュ球宴、ウエスタン選抜1-6イースタン選抜」(14日、マスカットスタジアム)
イースタン選抜の4番に座った岡本和真内野手(巨人)が、一発を含む2安打3打点の活躍でMVPに輝き、賞金100万円を獲得した。過去の受賞者には、イチロー(当時は鈴木一朗)、青木といったメジャーリーガーも名を連ねており、今後は岡本が偉大な先輩たちに迫れるかが注目される。
三回の第2打席で左前打を放ち、迎えた五回の第3打席だった。チームメートが連打でお膳立てした無死1、3塁の美味しい場面。スライダーを高々と打ち上げると打球はレフトポール際に吸い込まれた。
まさに長距離打者の弾道。野球少年に戻ったような笑顔でダイヤモンドを一周した岡本は「少し先っぽだったけど、いい感じに飛んでくれた。普段とは違う雰囲気で、楽しんでできている」と声を弾ませた。
伝統球団である巨人で、待望の生え抜き和製大砲候補として大きな期待を背負う。しかし、2年目の今季は1軍でわずか3試合10打席の出場。若き日のイチロー、青木、中田(日本ハム)らと同じ「勲章」を殻を破るきっかけにしたい。