松山聖陵のプロ注目196センチ右腕・アドゥワ、1回を3連続K
「高校野球愛媛大会・1回戦、松山聖陵18-0三間」(15日、宇和島市丸山公園球場)
松山聖陵のプロ注目196センチ右腕・アドゥワ誠投手(3年)が、三間戦の五回に3番手で登板。長身から伸びのある球を投げ下ろし、3者連続空振り三振で五回コールドの大勝を締めくくった。
ナイジェリア人の父を持つ最速145キロの逸材。バックネット裏に巨人、日本ハムのスカウトが視察に訪れた中、球速こそ137キロ止まりだったが「力まずに投げて、いい球が行っていた」と相手打者を寄せ付けなかった。
2回戦の相手は第1シードの川之江。春の県大会決勝で対戦し、松山聖陵は2-8で敗れている。ただ、その試合はアドゥワは登板していない。チーム悲願の甲子園出場に向け、大きなヤマ場。好スタートを切った長身右腕は「自分たちの野球をすれば勝てる。先制点を与えず、バックを信じて粘り強く投げたい」と次戦へ意気込んだ。