DeNA山崎康「夢バッテリー」実現 高校の1年先輩、阪神・原口と再タッグ
「マツダオールスターゲーム・第2戦、全セ5-5全パ」(16日、横浜スタジアム)
夢のような瞬間だった。九回に登板した全セ・山崎康晃投手(DeNA)が、1回を1安打無失点。帝京の1学年先輩である原口とバッテリーを組み、「帝京高校以来。こうしてバッテリーが組めることを楽しみにしていた」と感情を高ぶらせた。
先頭・浅村に対する初球。いきなり原口のサインに首を振り、今季は封印しているナックルを投じた。揺れながら落ちる独特の軌道に原口は捕球できなかったが、判定は見逃しのストライク。「シーズンでは投げないボールなんで」と、マウンドで笑みを浮かべた。
本拠地での夢舞台。マウンドへ向かう際には、球場全体から“ヤスアキジャンプ”で出迎えられた。「すごい景色だった。勢いつくいい投球もできた。最高でした」。記憶に残る19球となった。