横浜ルーキー万波 逆方向のフェンス直撃二塁打!父はコンゴ出身190cmの大器
「高校野球神奈川大会・2回戦、横浜8-0向の岡工」(17日、サーティーフォー保土ケ谷球場)
甲子園5度優勝を誇る横浜は、父がコンゴ出身の万波中正外野手(1年)が2安打の活躍。190センチ、92キロの恵まれた体は観客を魅了しそうだ。
大型ルーキー・万波が夏の初戦でコールド発進にひと役買った。「7番・右翼」で先発出場。初回の右中間フェンス直撃の二塁打など2安打を放ち「フェンス直撃までいくとは思わなかった」と、ニッコリ笑った。
83センチのバットも短く見える190センチ、92キロの体格。外角低めの変化球を逆方向に軽々と運んだ打球には、球場がどよめいた。「泳がされたけど、しっかり振れた。(飛距離は)伸びたと思います」。並外れたパワーは、名門の3カ月の練習でさらにアップしている。
五回の左前打も、課題だった変化球に食らい付いたもの。平田徹監督(33)が「着実に成長の階段を上っている」と話せば、観戦した渡辺元智前監督(71)も「使って使って、どんどん良くなる選手」と期待を込めた。
同じ1年生で活躍する早実・野村は、昨夏の全国大会で知り合い、LINEで励まし合う仲。「刺激になります」という万波は「個人的には夏の大会で1本、ホームランを打ちたい」と、目標を掲げた。