ハム・大谷、後半戦適時打でスタート
「日本ハム3-1楽天」(18日、札幌ドーム)
球宴第2戦で、野手としてMVPを受賞してから中1日。日本ハム・大谷が後半戦の初戦からエンジン全開だ。「5番・指名打者」でスタメン出場すると、いきなり道産子を喜ばせた。
1点を先制し、なおも1死一、三塁で大歓声に迎えられて打席へ。カウント1-1からの3球目、則本のフォークに体勢を崩されながらも食らいついた。高速スイングで放たれた打球は一、二塁間を鋭いゴロで破った。「今日は勝ったので十分かなと思います。得点できてよかった」と喜んだ。
好調な打撃を持続している。この日の打撃練習では天井にぶち当て、柵越えも放った。「練習では悪くないなと感じた」と栗山監督。本塁打競争出場など野手でフル回転した球宴の疲労を心配していたが、ひと安心だ。
投手としても10日・ロッテ戦で右手中指のマメをつぶして降板して以来、初めてキャッチボールを行った。指先の皮膚も徐々に固まってきており「試合で早く投げられるように準備していきたい」と順調に回復している。
この日の勝利で貯金は今季最多の19に。首位ソフトバンクとは5ゲーム差に縮まった。「うちは落とせない試合ばかり。勝っていけば(首位も)見えてくる」と大谷。投打にわたる活躍で最後までパ・リーグを盛り上げる。