村田V打で由伸巨人が虎を3連倒! 青柳に雪辱V打「いいとこに飛んでくれた」
「阪神2-6巨人」(20日、甲子園球場)
打球が右前に落ちた瞬間、虎党の悲鳴とG党の歓声が交錯した。六回2死一、二塁で巨人・村田修一内野手が決勝の適時打。今季5度目の同一カード3連勝に貢献した。一塁ベース上でガッツポーズを作ったヒーローは「いい当たりではなかったけど、いいとこに飛んでくれた」と安どの表情を浮かべた。
リベンジに成功した。相手先発の青柳には、前回対戦した7日に7回1安打と封じ込まれた。村田自身は前回も安打を放っており、この日も青柳に3打数2安打。「真ん中らへんを待って、それを狙った」と六回の打席も冷静に打ち返した。
夏男ぶりを発揮した。これで7月の打率は・347と好調で、「夏場は毎年いい。いいイメージで打席に入った」。二回と九回にも安打を放ち、今季3度目の猛打賞を記録したが、そのうち2度が7月。14年目のベテランは、今季も自らのバットでファンの熱気を上昇させている。
甲子園での阪神戦は今季引き分けを挟み6連勝。同一シーズンでは7連勝した91年以来25年ぶりで、高橋監督は「選手が必死に戦っている結果」と目を細めた。「打線もつながってきた。広島を苦しめられるようにやっていきたい」と村田。連勝を重ね、9差に縮まった赤ヘル軍団をさらに猛追する。