巨人、エース菅野で痛恨黒星…鯉と10差
「DeNA3-2巨人」(22日、横浜スタジアム)
ひと振りで奈落の底に突き落とされた。ドローに望みを託した十二回、1死。巨人の5番手の山口が、筒香に痛恨のサヨナラ被弾。連勝が4で止まり、首位・広島とのゲーム差は「10」に開いてしまった。高橋監督は「次の1点が取りきれなかったのが全て」と、厳しい表情を浮かべた。
筒香ひとりにやられた。先発のエース菅野は7回2失点と力投したが、好調の4番を止められず。六回に27号ソロを浴びるなど、3安打2打点と勢いを加速させてしまった。
菅野は「(筒香は)自分の中でセ・リーグナンバーワンの打者。でも、それを抑えるのが僕の役目」と悔やみ、指揮官も「悪くはなかったが、エースなので(相手の)4番を抑えてほしかった」と、注文を忘れなかった。
ただ、敗戦の責任はわずか4安打の野手陣の方が大きい。同点の九回、十一回は得点圏に走者を進めながら、あと一本が出なかった。指揮官は「もう1点、取らないと…」と、ため息交じりに繰り返した。