巨人逆襲キーマンは1&2番コンビ 由伸監督が指名
巨人・高橋由伸監督(41)が25日、広島との直接対決に向けて打線のキーマンに長野を“指名”した。岐阜・長良川球場で全体練習を行い、「やはり1、2番。今年は1、2番の出塁が良くないから」と、長野と橋本到に期待感を示した。
打撃練習中、指揮官が鋭い視線を送った先に、内田打撃コーチが付きっきりで指導する長野の姿があった。今季の打率・284は、期待値からすれば物足りない数字。今は中軸の坂本、阿部、村田の状態がいいだけに「とにかく出塁してほしい」と1、2番への要望を口にした。
24日のDeNA戦は怒とうの7連打で今永を粉砕。ただ4番から1番に戻った長野、2番の橋本到は勢いに乗り遅れた。この日の練習後、長野は報道陣に無言。決戦に向けて集中力を高めた。
早ければ27日に広島にマジック点灯を許す厳しい状況で、指揮官は「(直接対決は)唯一、他力本願ではないからね」と3連勝に意欲を燃やす。ピンチをチャンスに変え、ミラクル実現へのムードを高めていく。