西武8月待たず自力CS消滅 借金16
「西武1-4日本ハム」(26日、西武プリンスドーム)
8月を待たずに自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消えた。西武のエース・岸が6回2失点と試合をつくりながら2カード連続の初戦黒星。田辺監督は「カード勝ち越しも連勝もなければ、こういう位置に甘んじてしまう」と険しい表情を浮かべた。
二回に岸が許した先制点は大谷の右前打がきっかけだった。四回の適時二塁打など3安打を浴び、対大谷は今季8打数5安打。「何もない」と話すにとどめたエースの胸中を代弁するように、潮崎ヘッド兼投手コーチは「少しアジャストされていた」と悔やんだ。
打線も今季最少の3安打で1点しか奪えず、14年10月1日以来の借金16。重い空気を打破できないまま黒星だけが増えていく。