巨人・長野が今季初先頭弾!難敵ジョンソン攻略に勢い 内田コーチの指導で即結果
「巨人7-2広島」(27日、京セラドーム大阪)
強烈な先制パンチだった。一回、巨人・長野久義外野手が今季初の先頭打者アーチ。難敵ジョンソンの2球目を仕留め、左翼席へ6号ソロを運んだ。味方に勢いを呼び、広島には重圧を与える価値ある一撃。勝利に貢献した背番号7は「うれしい。一番いい結果になってくれた」と、はにかんだ。
一昨年に手術した右膝は、常に爆弾を抱えている状態。下半身の粘りが生まれず、今季は持ち味の長打力が影を潜めていた。25日の練習日は内田打撃コーチの指導を受け、下半身主導の打撃フォームに修正。「内田コーチが付きっきりでやってくれたので。1打席目に結果が出て良かった」。役割を果たし、胸をなで下ろした。
阿部、ギャレットにも一発が飛び出し、計3発で快勝。広島とのゲーム差を9に縮め、今カードでの優勝マジック点灯は阻止した。28日はエース菅野で必勝態勢。高橋監督は「こっちは勝つしかない。明日も勝てるように」と、表情を引き締めた。