オリックス・吉田一、痛恨の1球…月間勝ち越しも最下位脱出も消した
「オリックス2-3西武」(30日、京セラドーム大阪)
悔やみきれない1球になった。1点リードの八回。セットアッパーのオリックス・吉田一は2死までこぎ着け山川を迎えた。ここまで無安打。フォーク2球で空振りをとり2ストライクと追い込んだ。次の1球だ。バッテリーは外角に外すボールの直球を選択したが、吸い込まれるようにベース寄りに入り右中間へ同点アーチを食らった。
吉田一は動揺したのか、続く上本の初球に左中間二塁打、暴投に四球で一、三塁とし栗山に決勝打を浴びた。
福良監督は「あの1球ですね。バッテリーの若さ。必要だったのか。投手も外せのサインでなんでストライクを投げたのか。両方ですね」と悔やんだ。
勝てば最下位脱出に、今季初の月間勝ち越しがかかった試合。“あの1球”が重くのしかかった。