履正社が6年ぶり3度目の夏の甲子園 エース寺島が金光大阪を3安打完封

金光大阪を完封し甲子園出場を決め履正社・寺島成輝(右から2人目)はナインと喜ぶ=舞洲
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 「高校野球大阪大会・決勝、履正社12-0金光大阪」(31日、舞洲ベースボールスタジアム)

 履正社が2010年以来、6年ぶり3度目の夏の甲子園を決めた。プロ注目の149キロ左腕、寺島成輝投手(3年)が、3安打12三振で完封。七回の適時二塁打など3安打1打点バットでも貢献した。

 打線は初回に四川雄翔内野手(3年)の適時三塁打などで2点を先制すると、三回にも安田尚憲内野手(2年)、井町大生捕手(3年)の連続適時打で加点した。その後も順調に追加点を挙げ、九回には山本侑度外野手(3年)が左翼ソロ。先発全員安打となる15安打12得点で相手を寄せ付けなかった。

 金光大阪は初戦から一人で投げ抜いてきたエース末友雄梧投手(3年)が今大会全7試合で完投したが、同校9年ぶりの夏の甲子園には届かなかった。

 履正社の岡田龍生監督は「大阪代表として恥ずかしくない試合をしたい」と甲子園での抱負を語った。また「(現ヤクルトの)山田がいた6年前も打線が良かったが、投手は継投だった。今年は寺島、山口という一本立ちしている投手がいることが大きい」と手応えも口にしていた。

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