田口プロ初完封 2安打快投&打っては適時打!巨人5連勝で広島と7差

 「中日0-5巨人」(3日、ナゴヤドーム)

 またひとつ壁を乗り越えた。巨人・田口麗斗投手がわずか2安打、三塁を踏ませない圧巻の投球でプロ初完封。5連勝に導いた20歳は「うれしい。テンポ良く投げられたのが良かった」と、笑顔で汗をぬぐった。

 171センチと小柄な左腕が、竜打線の前に仁王立ちした。直球と武器のスライダーを低めに集め続け、高橋監督も「言うことない。良い意味で何もない」と文句のつけようがない投球内容。ナゴヤドームのマウンドも相性抜群で、昨季からの無失点記録を21回1/3まで伸ばした。

 完投は今季2度目。スタミナ不足が課題だったが、完全に克服した。「野菜をしっかり取るように。きゅうり、レタス、トマト、青じそ。五大栄養素も気にしてます」。食生活を改善するなど、日々の積み重ねの効果で7月から負けなしの4連勝。6勝のエース菅野を上回るチームトップタイの7勝となった。

 首位の広島が敗れ、7ゲーム差とジワリ接近。7月12日に11あったゲーム差は、少しずつ縮まり始めている。96年は広島との最大11・5差をはね返して優勝し、「メークドラマ」と呼ばれた。高まる「リメークドラマ」への期待に、田口は「チームの雰囲気はすごくいい。まだまだ勝ち続けると思う」と、強気の言葉を口にした。

 4日は移動日となり、5日は敵地で広島との直接対決3連戦に臨む。指揮官は「3連戦というより、とにかく金曜日(初戦)の試合をしっかり戦えるように準備したい」と、一戦必勝宣言。勢いに乗る由伸巨人が、赤ヘル軍団に襲いかかる。

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