楽天オコエ2安打したけど2軍へ…梨田監督「今、崖に落とす方がいい」
「楽天6-1オリックス」(3日、コボスタ宮城)
久しぶりの感触をつかんだのもつかの間、楽天ドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(関東一)の再スタートが決まった。3試合ぶりのスタメンに奮い立ち、7月9日・ソフトバンク戦以来の安打を放つと、マルチ安打は6月17日のDeNA戦以来、約1カ月半ぶり。しかし、試合後のコーチ会議で、2軍降格が決まった。
「感覚は悪くなかった。真っすぐも変化球もいい形でヒットにできた。自信にはなりました」とオコエ。六回には代わった赤間から左翼線を破る痛烈な二塁打。八回にも中前にはじき返した。
結果を出したとはいえ打率は・185。新外国人ペゲーロの加入もあり出場機会が限られる日が続いた。4日先発の安楽を出場選手登録するため、誰か1人を抹消しなければならない。オコエはその当落線上にいた。
梨田監督は、結果を認めつつ、「(試合に)出たり出なかったりでね。代走や守備の出場はあっても、長い目で見たときに、今、崖に落とす方がいいと判断した。はいあがってくるのを待つ」と説明。未来ある19歳は、真夏の太陽の下、再出発する。