オリックス・安達が大病乗り越え初受賞

7月度月間MVP賞を獲得し、記者会見するオリックス・安達了一=京セラドーム大阪(撮影・北村雅宏)
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 オリックス・安達了一内野手が5日、7月の月間もMVPを初受賞し会見した。

 7月は22試合に出場し、リーグトップの打率・380、月間30安打でチーム初の月間勝ち越しに大きく貢献した。

 「うれしいですね。みんなに言われて、特に最後の2試合はガチガチでした。2番で嘉男さんやT-岡田につなぐ意識をもってやってました」

 安達は1月下旬に厚生労働省指定の難病「潰瘍性大腸炎」で緊急入院。治療のためキャンプにも参加できなかった。

 開幕は2軍で迎え初昇格は4月12日。その後も体調を考慮し、ナイター翌日のデーゲームは欠場する日を設けるなど細心の注意を払いながら出場を続けてきた。

 「1軍にあがったころは体力的にきつくて。1試合終わったらへとへとでした。7月に入って体力的に慣れてきて余裕ができてたかなと思います」と好調の要因を分析した。

 大病を患って気づくことも多かったという。

 「野球ができるかどうか分からなかった。いろんな人の支えがあって野球ができているんだなと気づきました。サポートしていただいた方々のおかげで受賞できた。本当に感謝しています。苦しんでいる人はたくさんいると思うので少しでも勇気づけるようにプレーで頑張っていきたい」

 さわやかな笑顔で語っていた。

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