巨人、打線爆発13安打7連勝 村田が決めた!鯉猛追4・5差
「広島2-3巨人」(6日、マツダスタジアム)
勝負強さを発揮した。同点の五回1死一、二塁。巨人・村田が決勝打となる勝ち越しの中越え適時打。チームは今季最長の7連勝で貯金は最多の8。連夜の接戦を制し、首位・広島とのゲーム差は4・5。ヒーローは「疲れと同時にほっとしました」と笑みを浮かべた。
“黒田キラー”は健在だった。試合前までの今季の対戦成績は9打数4安打2本塁打。1、2打席目は凡退したが、五回の3打席目は甘く入った131キロのスライダーをはじき返した。打球は中堅・丸のグラブをかすめたが、「抜けてくれ」という思いが伝わり、ポトリと落ちた。「いつもと一緒で、甘い球は積極的にいきました」。この日も重要な場面で好相性を示した。
7月24日から5番に座って以降41打数16安打、打率・390。打点も13と中軸の役割をしっかり果たしている。だがプロ14年目のベテランは「今日も得点圏が4回あった。もう1本出れば良かった」と反省も忘れなかった。
高橋監督は「中軸がいいところできっちり打ってくれましたし、いい攻撃をしてくれました」と称賛。首位決戦の勝ち越しが決定し、「リメークドラマ」も現実味を帯びてきた。「逆転優勝できるように頑張ります」と力強く誓った村田。同一カード3連勝をもぎ取り、一気に赤ヘル軍団を畳み掛ける。