オリ、捕手・伊藤が初一塁 “奇策”むなしく零敗、借金21
「オリックス0-2ロッテ」(6日、京セラドーム大阪)
オリックスは今季14度目の零敗で、ワーストタイの借金21。福良監督は「こんな試合をしていたらファンの方に申し訳ない」。視線を落とし、打線の惨状を嘆いた。
初回1死一、三塁はT-岡田が二ゴロ併殺。四回1死一、二塁も中島が三振し、川端は二直に倒れた。「(相手投手の状態より)うちの打線の方が重症だね」。指揮官は見せ場を作れず、わずか2時間41分で終わった試合を嘆いた。
最後は八回に代打で起用した伊藤を、九回は出場563試合目にして初めて一塁を守らせた。福良監督は「打つ方の状態がいいだけにね」と最終回の反撃に備えた意図を説明したが、本職が捕手の伊藤を一塁で起用しなければいけない現状が、苦しさを象徴していた。