DeNA今永6月以来の6勝目「人生変える試合と位置付けていた」
「DeNA4-1中日」(7日、横浜スタジアム)
新人バッテリー対決を制した。DeNAのドラフト1位・今永昇太投手は「相手に『初』をあげることが多いので意識していました」。木下にプロ1号を献上したが、小笠原の初勝利は阻止。出場91試合目のドラフト4位・戸柱恭孝捕手とのコンビで、6月11日以来の6勝目を挙げた。
約1カ月の2軍調整を経て、7月下旬の2度の先発も失敗。「ピンチで粘れていない。カーブもすごく少なかった」。勝てなかった時期の反省を踏まえて緩いカーブを多投。打者の目先を変え、真っすぐ、スライダーとの緩急の差で抑えた。
六回1死満塁では高橋、堂上を連続三振に斬り、何度もガッツポーズを繰り出した。「人生を変える試合と位置付けていた。後半戦、来年以降につながる1勝」。やや大げさにも聞こえる言葉が手応えの大きさを感じさせた。