中日一丸!谷繁ショックも延長十回ビシエドがサヨナラ
「中日2-1ヤクルト」(9日、ナゴヤドーム)
谷繁ショックで中日の選手たちに動揺が走った。試合前練習に指揮官と佐伯守備コーチの姿はなし。代わりに森ヘッドコーチがノックなどを行った。普段と変わらない表情で汗を流した選手たちも、練習を終えると一様に谷繁監督の休養に驚きを隠せなかった。
主将の平田は「グラウンドに来て初めて知った。驚いています」と目を丸くした。指揮官不在の緊急事態に「キャプテンの自分がしっかりしないといけない。残りの試合も気持ちを出して1球1球集中したい」と語った。
そんな一戦でナインは意地を見せた。1-1の延長十回2死二塁でビシエドが左越えにサヨナラ打。新たなスタートを白星で飾り、森監督代行は「先のことは考えない」と前を向いた。