ソフトバンク打てず守れず…優勝マジックお預け

 「オリックス4-0ソフトバンク」(9日、京セラドーム大阪)

 ソフトバンクは打てず守れず、またしても優勝マジックナンバーの点灯はお預けとなった。初回、守備が先発武田の足を引っ張った。1死二塁で糸井の打球を三塁松田がファンブル。一、三塁にピンチを広げると、T-岡田の左犠飛であっさりと先制を許した。その中継プレーで今宮が悪送球。2死二塁とすると、モレルの左前適時打で2点目を失った。

 今季3度目の1回2失策。「ミスをしない選手はいない。ミスしたとき、次に打ってやろうという気持ちが大事」。工藤監督はミスを責めなかったが、この日は打つ方でもいいところがない。今季7度目の零封負け。再三得点圏に走者を進めながら、あと一本が出なかった。5回で降板したオリックス先発・西には、これで計22イニング連続無得点。その後もオリックスの継投にかわされた。

 6日の日本ハム戦から3連敗。「悲観的に考えてもしょうがない。全部勝てるわけない。負けることもある。大事なのは明日」。工藤監督は明るい表情で切り替えを強調した。

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