大会屈指の左腕、花咲徳栄・高橋昂也1失点完投 大曲工に10安打許す

初戦を突破するも納得できない表情を見せる花咲徳栄・高橋昂(左端)=甲子園(撮影・堀内翔)
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 「全国高校野球・1回戦、花咲徳栄6-1大曲工」(10日、甲子園球場)

 今大会“ビッグ3”の一角、花咲徳栄(埼玉)のエース左腕・高橋昂也投手が完投で初戦を突破した。初出場の大曲工(秋田)に10本の安打を浴びたが、11個の三振を奪った。

 初回に1点をもらった高橋昂は、秋田大会のチーム打率が0・197と出場校最低の大曲工相手を三回まで無得点に封じていたが、四回先頭の5番・佐渡敬斗内野手に左翼席に本塁打を打たれた。埼玉大会から続いていた無失点記録は40イニングでストップ。結局この1点だけで完投をしたが、ふたケタ安打を許すなど本領発揮とはいかない投球だった。

 ドラフト候補の高橋は埼玉大会6試合で37回無失点。被安打11、52奪三振と抜群の成績を残し、甲子園でも注目されている。

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