大曲工の2年生右腕・藤井にプロスカウトも驚き「来年1年でどこまで伸びるか」
「全国高校野球・1回戦、花咲徳栄6-1大曲工」(10日、甲子園球場)
大曲工は終盤に突き放され、初戦突破はならなかった。それでも先発した藤井黎來投手(2年)の力投に、ネット裏で視察していたプロ球団のスカウト陣も注目した。
「ボールも強いし、来年1年でどこまで伸びるか、非常に楽しみ。体(のサイズ)もあるしね」と語ったのはDeNA・吉田スカウト部長。立ち上がりからアベレージで140キロ前後の直球を投じ、最速は143キロを計測した。鋭く落ちるフォークで空振りを奪うシーンもあり、8回5失点ながら前評判の高い花咲徳栄打線を七回まで3点に封じ、好投手・高橋との接戦を演出した。
181センチ、82キロと恵まれた体格を持った右腕。上級生と比較してもまったく見劣りしないだけに、来年にかけての成長が楽しみだ。