楽天・釜田4回5失点で降板 競泳五輪銅の同級生・小堀に刺激受けたが…
「ロッテ5-3楽天」(10日、QVCマリンフィールド)
楽天・釜田佳直投手は制球が定まらず、4回5失点でマウンドを降りた。逆転CS進出へ望みをつなぐ3位ロッテとの直接対決で、痛い敗戦。「何とか最少失点に食い止めなければいけなかった」とうなだれた。
梨田監督も「なかなか立ち直る兆しがなかった。いいボールの数が少なかった。逆球も多かったしね」と渋い表情。四回2死一塁からデスパイネに浴びた2ランに対しても、指揮官は「あれは痛かった。初球だよね。長打だけは気をつけないといけないバッター。ボール、ボールで入ってもおかしくない。(次打者の)鈴木で勝負しても良かった」と指摘した。
釜田はこの日朝、友人の快挙に胸を躍らせていた。リオ五輪・競泳男子800メートルリレーで銅メダルを獲得した小堀勇気とは金沢高時代の同級生で、今でも連絡を取る仲。だが、大いなる刺激を勝利に結び付けることができず、「僕も波に乗っていきたかったが、仕方ないですね」と唇をかみ締めた。