大谷4タコ…日本ハム完封負け ソフトとの差詰められず
「日本ハム0-2西武」(11日、札幌ドーム)
九回2死一塁。一発出れば同点の場面で一ゴロに倒れると、日本ハム・大谷は思わず天を仰いだ。「3番・指名打者」で出場し、4打数無安打。チームも3安打完封負け。「テンポもよかったと思いますし、きれいな真っすぐではないので打ちづらかった」。多和田を攻略できなかった自らの打撃を悔いた。
これまでの2試合と同じように厳しい内角攻めに苦しんだ。
初回1死二塁の先制機では内角直球に見逃し三振。「あそこで粘れていければよかった」と反省の言葉が口をついた。6月19日・中日戦から続いていた野手出場時の連続試合出塁も25で止まったが、「(3連戦)ずっと(内角に)きてますけど、実戦の中で内角を打つ練習をさせてもらっている。いい経験になっている」と前を向く。
試合前には中継ぎ登板した7月24日・オリックス戦以降、初めて捕手を座らせて投球練習を行った。「もう一回、ピッチングをしないと(実戦復帰の)メドが立たない」と吉井投手コーチ。14日に再び投球練習を行い、復帰登板を決める見込みだ。
14日からの楽天3連戦も野手で出場予定。栗山監督は「今が頑張り時。内容は悪くない」と期待を込めた。ソフトバンクとのゲーム差は3で変わらず。次戦こそ、そのバットで勝利をもたらす。