ロッテ・唐川、5年ぶり完封「これを続けていくことが大事」
「ロッテ4-0楽天」(11日、QVCマリンフィールド)
ロッテ・唐川が最大のピンチで躍動した。「どんな試合にもヤマ場はある。選手としては見せ場。ポジティブに考えられて良かった」。1-0で迎えた六回1死満塁。その窮地を無失点で切り抜けると、今季12試合目の先発で初めて9回を投げきった。
「ここずっと活躍できなかった中で、踏ん張って完封できたのは収穫」。今季5勝目。終盤の巻き返しへのろしを上げた白星は、2011年6月29日・日本ハム戦(札幌ドーム)以来、5年ぶりの完封で飾った。
過去2年は4勝と5勝。フォーム改造した今季も前半戦は足踏みした。「去年の秋からやっていることを体現できている。これを続けていくことが大事」。かつての輝きを取り戻した唐川。前を見据える右腕が、2位浮上を狙うチームを盛り上げる。