日本ハム、鷹に1差 レアード逆転打!栗山監督「感動しました」

 「日本ハム3-2オリックス」(16日、札幌ドーム)

 一塁ベース上で雄たけびを上げた。日本ハムが2点を追う八回。矢野の適時打で1点差とし、なお2死二、三塁。レアードが「張っていた」というフォークを左前に弾き返した。お立ち台で矢野とともに「ファイターズ、サイコー!!」と絶叫した助っ人の逆転V打で、ソフトバンクに1差と迫った。

 試合前、ベンチに座る栗山監督に「今週はたくさん打って、たくさん頑張るよ」と宣言していた。3打席目まで沈黙したが、土壇場の勝負どころで本領発揮。「ああいう場面は力が出る。大好き」と声を弾ませ「結果を残せて良かった」と胸をなで下ろした。

 本塁打を放った際に「すしポーズ」を披露するなど、明るいキャラクターでファンを魅了。この日はお立ち台で、打席に入る時の気持ちを問われ「アノー、ソウデスネ。ドキドキシマシタ」と返し、大歓声を浴びた。「まだまだだよ」と謙遜するが、2年目を迎え日本語も少しずつマスターしている。

 今季初の首位の座は目前。「感動しました」と試合を振り返った指揮官は「優勝することを信じて、ひたむきに、真っすぐ進んでいけばいい」と穏やかに話した。4月3日以来となる1差接近。最短で21日に優勝マジックが点灯する。

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